1500 |
三怨(列子)
人に三怨あり。爵高き者は人これを妬み、官大なる者は主これを憎み、禄厚き者は怨みこれに逮ぶ(およぶ) 高位高官についたら、傲る心を押さえて、慎重に行動し、派手な役職についたら十分に注意すること。金銭に恬淡であること。 |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1501 |
大地は遠近に見る(荘子)
大きな知恵をもった人生の達人は眼前の事象にとらわれず人生をトータルに見ているので、たとえ不遇であっても卑屈にならず、たとえ陽の当たる地位にあっても、人を見下げるような傲慢な態度はとらない。 |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1502 | 常識的な考えからすると、高位高官は誰しも等しく求めたいところであるが、その職に止まることは長くないことを悟り、むしろ離れて行くときの姿を予見すべきである。 |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1503 | ひとたびその地位を失うと傷心失意の人となる |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1504 | 見るところ、期するところは遠くまた大ならざるべからず(近思録) |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1505 | 君子は豹変し小人は面を革たむ(易経) |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1506 |
功なり名遂げて身退くは天の道なり(老子)
いつまでも特権の座にしがみついていると醜態を招く |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1507 |
治気養心の術
ものを知っているだけでは立派な人格は形成されない。情意の円満な成長がなければ自分の感情を制御できず、一時をもってすべてを判断するような愚を犯しかねない 批判でなく実践に力をかけよ |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1508 | 国や組織を滅ぼすのは、トップが慢心して、聞く耳をもたないという驕慢な結果である |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1509 | 判断するためには広く意見を聞き、決断し断行するときは、断固一人で行わなければいけない |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1510 |
人の大病はただこれ傲の一字なり(伝習録)
自己反省せず、他人批判に終始すると傲心が生まれる。往々にして組織社会は肩書がものを言う。人間評価を肩書でするようになると、人間の心の表現である挙措振る舞いに関心をもたないようになってしまう |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1511 | 肩書は虚栄で、ひとたび失えば誰も相手にしないものである。肩書に見合う品性陶冶に心掛けねばならぬ |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1512 | 広く学びて篤く志す(論語) |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1513 | 人に接する場合に大事なことは、顔色や態度をできるだけ穏やかに保て(色は温を思う) |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1514 | 他人への思いやりと慈しみが徳の中でも一番大事 |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1515 | 遠くを治めるには近くに心を配り、大を治めるには小に心を配れ |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1516 | 至言は耳に逆らい心に逆らう(淮南子) |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1517 |
人主に大患あり(荀子)
トップが疑い深く、ねたみ心の強い、反省心のない者であると、側近に有徳者は集まらず、他人の成功することを嫉妬し失敗することを喜ぶ取り巻きが集まり、成功すべき仕事も皆、失敗に終わるものである |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1518 |
三忘
年齢を忘れ、肩書を忘れ、ビジネスを忘れる |
中国明言選 (竹下肥潤) |
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1519 | 大材は古典に親しみ責任を恐れず、実践を愛する | 中国名言選 (竹下肥潤) |
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1520 | 企業組織の中で通用する肩書を人爵という。権力者から与えられた肩書地位は、その権力者からすぐまた簡単に取り上げられるものだ。ひとたび、その人爵を失うと、たちまち、人は逃げて寄り付かない。そして人も悄然としてしまう。天爵ある人は肩書を失っても、泰然として少しもあわてることはない。天爵を持った人は信義を守り、人間性豊かな明徳実践の人と孟子は言っている。服装や肩書という一時的な人爵より、一生涯つきまとう不可視の天爵の方が大切である。信義という天爵を失うと、人爵などひとたまりもない | 中国名言選 (竹下肥潤) |
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1521 | 天から受けた正しい心を堅持しない限り、道は生まれてこない。しかし、道にはいろいろな道がある。どんな道を進むのか、最終目的はどこか、などを考えない限り、道を失う。道を見失うと人生の意味も見失う。意味は言葉ではなく、行動によってのみ体認できる。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1522 | 人生における三楽というものは、家族が無事であること、人間修養の完成による心の平安と、後進の教育の三つが本当の人生の楽しみで、世俗の権勢や富貴は、この楽しみの中に入らない |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1523 | 顔つき・態度。トップは人に接するとき、傲慢にならず、へりくだって恭しくせよ。物事や人物を観察すること。その時大切なことは、物事に明るいこと。他人の意見を聞くとき、聞き落としがないよう聡明に対処せよ。物事について考え謀る。物事について考えが深いこと。以上の五つを実践すれば、つつましい人柄となり、物事の道理を修めることになり、知の優れた明哲な人柄を形成する。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1524 | 天が大任をこの人に下さんとするや、まず、その人の精神を苦しめ、筋骨を疲れさせ、身体や皮膚の栄養を悪くさせ、食糧をも不十分な目に合わせ、することなすこと、思ったようにできなくさせる。目星をつけた人物には、心の動揺や本性の欲望に耐えさせ、不可能な難事をどしどし加重するものだ。苦難は天がその人物を試練するために敢えて作って与えたものだ。古今東西、成功した者は苦難の試練に鍛え上げられて、使命感をもって発奮興起した者である。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1525 | 一回限りの人生を深慮し、日本を考慮し、宇宙の中の世界を静慮する |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1526 | 年齢を忘れ、肩書きを忘れ、名利を忘れる |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1550 | 魅力のある友を何人持っているかが、人生の勝負所でもある。しかし、一知己はめったに得られないし、いつも、なかなか会えぬ場合がある。また不幸にも失ってしまうときがある。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1528 | 人間何かをしゃべれば、必ず自己弁護がいる。その結果、他の誰かの非をあげることになる。他人の中傷に対して、どこまで弁護せずにおられるか、ぎりぎりの場でそれを試している人は、人間修養の一方法だが、死と生との隣り合わせの場所で、それをやってのけたのは、余り先例がない。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1529 | 人間である以上、なくて七癖、といわれるほど欠点が多い。だが同じ欠点でも、許せる欠点と許せない欠点とがある。許せない欠点とは、それは人間が卑しいということだ。品性下劣な人間、これは容赦なく嫌いな人間の方へ分類する。なぜならば、人間と動物の違いは、尊敬する気持ちと恥を知ることの違いである。特に羞恥心を失うのは人間としての一つの資格を喪失することだからだ。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1530 | 魅力の四つの具体的条件。使命感・生きがい、プロフェッショナル、ロマン・詩心、無私。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1531 | 友を選ぶ場合には、何よりも気質・性格が合うことを第一として、主義主張の合う、合わないは第二にすべきであろう。主義主張で友人になると、それが一変したら最後、仇敵になってしまう。ところが気質とか、性格とかは大体、一生変わらない。生涯の交わりを結ぶためには、気質・性格を互いに気に入り、認め合うようなものでなければならない。つまり互いの人格の中で共鳴し、魅力を感じあい、結合したものが永遠の愛である。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1532 | 運命は偶然よりも必然である。運命は性格の中にある、という言葉はなおざりに生まれたものではない (芥川竜之介)。何事かを成し遂げるのは、その人の才能ではなく性格である(司馬遼太郎)。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1533 | 人間の面白味はどこにあるか。それは性格である。性格によって言葉付きも違えば、考え方も違う。言い換えれば、性格がその人の運命である。そして人間に興味があるということは、その人の性格に興味を持つということである。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1534 | 人間に大切なのは、この決定と懐かしさである。懐かしくない人間はだめである。どんなに利口でも、どんなに頭が良くても、どんなに社交辞令がうまくても、懐かしくない人間は魅力がない。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1535 | 時代を超えて生き残ることは、一世紀に十指に満たぬ天才だけに許された例外であり、大部分の作家は、彼の生きる時代との合作で才能を開花させ、時が来れば次の者に席を譲る。しかも、これだけのことを成就するためにも、衆に抜きんでた才能と努力と職業的誠実と、さらに多くの幸運が必要なのは、われわれの周囲をみても分かることである。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1536 | 魅力を欠いた人間がイデオロギーをふりまわすところでは、すべてが陰惨になる。抽象的な用語だけが独裁力を発揮するからだ。たとえば、シュプレヒコール、あれは人間が個性を残し、ブロイラー化した時に発する言葉である。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1537 | 愛語を好むと、愛語は次第に育っていくものだ。愛語の訓練は、すなわち愛情の訓練と言っていい。そのためには言葉を惜しんで乱用しない。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1538 | 知恵だけで生きていくと、人間は傲慢になる。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1539 | 私は祖父から善良な行儀と激情の抑制とを学んだ。父からは謙譲と男性的気品とを教えられた。母からは敬虔と仁徳と、そして、単に悪い行いばかりでなく悪い考えも忌むべきこと、さらに高者の習慣とは遠く異なった素朴な生活の仕方などを仕付けられた。アレキサンダーからは、自分が暇を持たぬということを人に向かってしばしば必要もないのに言ったり、あるいは手紙に書いたりしてはならないこと、またそれを口実にして、自分と親しい人々との間の交誼に必要な義務を怠ってはならぬことを学んだ。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1540 | 片隅だけを守って、四方のことを忘れる。小を得て大を失う。絶えず全体像をとらえながら部分を考える思考法をもつこと。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1541 | つとめて見聞を広めることに心がけ、よく記憶して、博識を誇らず謙譲善事を行うことに熱心で、さらに怠ることがない人を君子をいう。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1542 | ゆったりとして精神を集中しない限り、的に命中することは難しい |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1543 | 主人のいない客人はどうしようもない。実力が伴った肩書きでなければならない。人にはそれぞれの職分がある。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1544 | こころまかせの遊びとは、世俗的な価値に左右されず、何者にも束縛されることのない絶対に自由な人間の生活をいう |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1545 | 時の勢いに乗ってやってくる者は、つい実際の寸法よりも大きく見える。時が経てば何でもない人間だったということが分かったりする。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1546 | 行動半径も広く、何度も修羅場をきりぬけている多次元の世界に住む人間。その場限りの言動というものはなく、行動というその文体は感情の豊かさからきた豊潤さを持っていた。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1547 | 少年期の西郷には学問の上での逸話はない。むしろ、少年期には多くを学ばなかったといっていい。西郷が積極的に学問をし始めるのは流罪になってからである。いわば独学であった。自分の死生感を鋭くするためのものであり、あるいは自分の中にある名利への欲望をこそぎ落とすためのものであったといっていい。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1548 | 本をひもとけば、すばらしい言葉がつらなっていて、心を激しく打つ。しかし人々は書物を読もうとしないし、また読んで言葉の通り実行しても、人生は短いから千万年あっても、すべて実行し尽くすことはできない。それでも私は読書尚友を強調せずにいられないのだ。これは人間の真心というものだと思う。聖賢を友とするためには、読書を怠ってはならぬ。古典を学ぼうとしなかったから腹ができていない。古典の英知なくしては、人間形成はあり得ない。決断や出処進退の時を過たないためにも読書尚友に意をそそがねばならぬ。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1549 | 人間を侮って小馬鹿にすることは、結局自分の人格を失うことであり、物を余り愛玩し過ぎると、大切な道義心が失われる。謙虚に人に接し、いつも欲望を制御する気持ちを自覚し、身を慎む。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1550 | 立ち居振る舞いについては、慎重に、人を侮るような粗暴な態度をしないよう。顔の表情に心があらわれるから、誠意をもって信頼されるように。話し言葉が下品にならないように、無茶を言うことがないように。相手の心がどこにあるかも、立ち居振る舞いによって容易に推測される。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1551 | 自己反省をせず、他人批判に終始すると傲心が生まれる。往々にして、組織社会では肩書がものをいう。人間評価を肩書でするようになると、人間の心の表現である挙措振る舞いに関心を持たないようになる。肩書き人間は人間の行動を軽視し、理屈を重視する傾向が強い。肩書きは虚栄でひとたび失えば、誰も相手をしないものである。肩書きに見合う品性陶冶に心がけねばならぬ。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1552 | 人心はもと是れ天然の理で極めて明るく、少しの汚染もない物である。それは一つの無我であって、胸中に何もあってはならない。あれば、それが驕りになるのだ。昔の聖人にはたくさんの長所があるが、要するにそれは無我に帰するのである。無我であれば、自然に謙虚になれるのである。謙虚はあらゆる善行の基本で、驕りはあらゆる悪行の始めである。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1553 | 判断したら決断して実行せよ。いろいろな角度から時間的には未来から今を、そして現在から未来の社会のニーズを予想する。空間的には、他国や他社から見るなどの視点を考慮に入れる。多角的思考をしてから、効率よく行え。やらなければならぬ時は勇猛果敢に決定せよ。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1554 | 命長ければ恥多し |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1555 | 人の徳は、度量、すなわちち心の広さを大きくしなければ得られない。そして度量は見識 (経験と知恵・自尊心)の高さを身につけないと、徳は身につかない。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1556 | 人に接する場合に大事なことは、顔色や態度をできるだけ、おだやかに保て。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1557 | 心の病いの三毒。自分の欲望に執着するエゴイズム、自分の意にそぐわぬと、すぐ怒りが顔や目に出る、自分の損になるようなことには一切タッチしないとする自己本位の発想。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1558 | 絶好の機には、思い切って断行せよ。優柔不断であってはならない。信念は貫け、中途でくじけるな。いかに急を要する時でも、思慮深く沈着であれ。軽々しくやるな。不測の事態には、すばやく問題を把握して機敏に対処せよ。ぐずぐずするな |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1559 | あまり外物に執着すれば、生命をすりへらす羽目となり、しこたま貯め込むと、ごっそりもっていかれることは必定。だから、ほどほどで満足することを知れば、はずかしめを受けることもないし、踏みとどまることを知れば、危ないめにもあわず、いつまでも安定していられる。 |
中国名言選 (竹下肥潤) |
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1560 | 目先にとらわれず、長い目でみること。物事の一面だけを見ないで、できるだけ多面的、全面的に観察する。枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察すること。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1561 | 現代人は自己の知性を確信して、知性によってすべて分かると錯覚している。だが世の中のことは、目にみえる部分と目にみえない部分とがある。「不思議」という文字は「思議することができない」つまり「分別知」を超えたことで、この「不思議」の事実こそ霊性界の厳然たる事実で、それこそがかえって確固たる確固たる真実の世界を示している。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1562 | 一視同仁 (誰彼の区別なく、すべての人を愛すること) |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1563 | 相手が悪いというのは決定的なことで、ほんのちょっとした出来事が相手の全人格を否定してしまうことになる |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1564 | 私はもうイデオロギーで人をひょうかするのはやめにした。今後は、人物・人柄を中心にしてやる |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1565 | 深沈厚重なるはこれ一等の資質。磊落剛雄なるはこれ第二等の資質。聡明才弁なるはこれ第三等の資質 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1566 | 人間のはかなさ、弱さに徹しきった良寛の無我の愛/慈悲 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1567 | 言葉の多き 口の早さ あわただしくものをいう ものいいのくどき さしでぐち おれがこうしたこうした 人の物言いきらぬうちに物言う わがことを強いて言い聞かさんとする 人の話の邪魔をする 鼻であしらう 酒に酔いて理をいう おのが意地をいい通す 過ちを飾る 引きごとの多き 好んで唐言葉を使う 田舎者の江戸ことば 学者くさき話 風雅くさき話 悟りくさき話 茶人くさき話 たやすく約束する 人のものくれぬ先に何々やろう くれて後そのことを人に語る 返らぬことをくと゜くど口説く 推し量りのことを夜毎になしている おのが素性の高きを人に語る ものの講釈したがる おかしきなきことを笑う 子どもをたらしすかして慰む 憎き心を持って人を叱る |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1568 | 善良な行儀、激情の抑制、謙譲、男性的な気品、敬虔、仁徳、素朴な生活 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1569 | 時の勢いに乗ってやってくる者は、つい実際の寸法よりも大きく見える。時が経てば何でもない人間だったということがわかったりする |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1570 | 西郷が独学で学んだところは、自分の死生観をするためのものであり、あるいは自分の中にある名利への欲望をこそぎ落とすためのものであった |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1571 | もともと本というものは、読まずにおられぬもので、読むなといわれても、どうしても読むほどに好きにならなければ本物でない |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1572 | 人間ができていないと、ぎりぎりの決着の場で、うろたえて軽率な裁断を下し、ほぞをかむ。そういう時こそがかえって沈着に構え、熟慮断行すべきである。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1573 | 心静かに落ち着き払って、寄せ来る困難や苦痛に耐え、ともすると熱くなる感情を抑えて、機会到来とともに一挙に事を決すべし |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1574 | 処し難き事に遭わば、妄動することを得ざれ。須らく機の至るのを伺いて之に応ずべし |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1575 | 一旦こうと決めたら少なくとも10年は続けろ。ひとつのことを10年続けて結果は徒労ということは決してありえない。 | 詞集 たいまつU (むのたけじ) |
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1576 | 冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、躁がず、競わず、随わず(人生は冷たくさされることも多いし、冷や飯を食わされることもある。だが、その冷たさに耐える工夫を持っていなければならない。苦悩に耐える。耐えるたびに少しずつ人生が見えてくる。世に住む以上、煩わしい雑事から逃れるわけにはいかない。人生、皆雑事と割り切り雑事を苦にしないで処理していくこと。平常から閑に耐える工夫をつんでいなければならない。興奮しない。ばたばたしない。つまらぬことに競争意識を燃やしてはいけない。人のあとからのこのこついていくようなことはしない) |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1577 | 人間、ある年齢に達すると、否応無しに死という問題に直面させられる。死は絶対確実にやってくるものなのに、人は日ごろ口にしたり、考えたがらない。死を思うことは「身を断崖絶壁に置く」ことだからだ |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1578 | きっちりと目標を絞り、頭の中で整理しながら読んでいく |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1579 | 歴史を無視すれば、歴史に処断される |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1580 | 社会現象には、必ず大きな枠組み、大きな流れがあって、その中で変化が起きるのだから、まず基本的なもの、大局的なものをつかむ必要がある。社会を取り巻く環境の変化と自分の仕事との関係をいつでも基礎的、歴史的に見つめよ。 |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1581 | 権力の座にある者は、時々、深刻に自分を振り返ってみなければならぬ。権力くらい、人を堕落させるものもまたない。権力支配には、名聞利達が伴い、道徳的腐敗を生じ易い |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1582 | 権力は人間を麻痺させ、堕落させるものである。しかも、傲慢という毒に侵され、塩水のように飲めば飲むほど、渇いてくる。権力を得れば得るほど、安らぎが去り、不安と焦燥が後から後から押し寄せてくる |
人間的魅力の研究 (伊藤肇) |
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1583 | 人はみな生まれさせられた。自分の父母をすら自分で選ぶことはできなかった。だから、なにごとのために死ぬか、つまり生きる目標を自分で決めるところから <私>が始まる | 詞集 たいまつU (むのたけじ) |
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1584 | 問題は <あちら>がどうなっているかより先に<こちら>がどうなっているかだ。状況の意味は、受けとり手次第で千変万化する。 | 詞集 たいまつU (むのたけじ) |
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1585 | 全体を知って部分が分かるのではない。さまざまの部分を知ることによって全体が分かっていく。盲人が象を知ろうとしたら、象のあらゆる部分に触ってみるしかない。もし複数の盲人がそれぞれ象の一部分にしか触らなければ、当然「象とはひょろ長いものだ」などと議論になる。そういう議論をやることから万事が始まる。人類の新認識はそのようにして作られてきた。一個の人間それ自体が「群盲」のかたまりではないか。対象から離れて「群盲象を摩す」と嘲笑っている傍観者の方が冷笑されるべきだ。 | 詞集 たいまつU (むのたけじ) |
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1586 | 距離を知りたければ歩いてみよう。高さを知りたければ、よじ上ってみよう。希望をつかみたければ …自分でやりたくてやらなければならないと思うことをとことんまでやってみよう。行き着く先が奈落なら、奈落の底までいってみよう。無論、自分の両足で。 | 詞集 たいまつU (むのたけじ) |
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1587 | 窮屈が役に立つのは一つだけ、身を屈して躍動を志すときだ | 詞集 たいまつU (むのたけじ) |
||
1588 | 言葉は、自分で選んで好き勝手ニ使えそうに見えるだけに、他人によっても好き勝手に解釈されかねない。思いを言葉で過不足なく他者に伝達する作業は至難の試練である | 詞集 たいまつU (むのたけじ) |
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1589 | 人は誰でもその人にこそふさわしい役割、その人でなければならない仕事をめいめい必ず持っている。だから自分は誰にも劣る者ではなく、誰にも優るものではない。それを知ったとき、人は自立する。 | 詞集 たいまつU (むのたけじ) |
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1590 | あなたの人生はあなたの思い描いた通りになる |
マーフィ名言集 しまずこういち |
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1591 | 意識する心でいつも最善を期待し、自らも正しいと確信を持てる思考と行動をするよう心がける |
マーフィ名言集 しまずこういち |
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1592 | なしうると信じればこそ、なしうるのだ |
マーフィ名言集 しまずこういち |
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1593 | 顕在意識の段階で自分自身をコントロールできる人間になることです |
マーフィ名言集 しまずこういち |
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1594 | 愛、誠実、確信、笑い、善意を取り入れなさい |
マーフィ名言集 しまずこういち |
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1595 | できる限り、よい想像をすることで心の平安を保ち、いつも前向きの姿勢を忘れてはいけない |
マーフィ名言集 しまずこういち |
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1596 | 大きな、熱烈な願望が有るなら、それをあきらめずに何度も何度も繰り返す必要がある |
マーフィ名言集 しまずこういち |
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1597 | 自分の願望をしつこいくらい抱き続ける人こそが目的を達成する人です |
マーフィ名言集 しまずこういち |
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1598 | 祈りという行為は自分の思いを頭の中に描き、それの実現を熱烈に願うことです |
マーフィ名言集 しまずこういち |
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1599 | 切に望むことは、必ず実現する |
マーフィ名言集 しまずこういち |